大阪杯2019全頭外厩診断 – ブラストワンピース、キセキ、ワグネリアンの取捨は?!
古馬中距離戦線のG1開幕!G1昇格から3回目となる大阪杯です!スピードとスタミナの両方を高いレベルで求められる2000mの一戦。注目されたダノンプレミアムはマイル路線へと向かいましたが、有馬記念を制したブラストワンピースを筆頭に、ダービー馬二頭の出走や新旧マイル王の共演など超豪華メンバーが揃い、楽しみな一戦ですね♫
それではいつも通り、外厩×厩舎×騎手目線をスパイスに加えて評価していきたいと思います。
評価は6段階+激走注意Zとなります。
●評価S(馬券内濃厚)●
●評価A(軸候補)●
●評価Z(激走注意)●
●評価B(おさえ必須)●
●評価C(ヒモ候補)●
●評価D(厳しいか)●
●評価E(かなり厳しい)●
評価Sと評価Zに注目です♫
1.マカヒキ 友道厩舎×岩田康 評価C
ノーザンF天栄帰厩4戦目、中6週
在厩4戦目はダービー制覇以来です。友道厩舎×天栄は初戦が超ハイアベレージですが、この馬に関しては在厩3戦目でJC4着など在厩で結果を出しています。×岩田はミルコ、川田、武あたりには劣りますが十分なハイアベレージ。状態アップは見込めるのでどこまで力を引き出せるか注目です。
2.ワグネリアン 友道厩舎×福永 評価A
ノーザンF天栄帰厩初戦、中26週
2月上旬に帰厩して厩舎でじっくり調整しています。天栄帰りは弥生賞、神戸新聞杯と好結果。友道厩舎×天栄はしがらきを軽く凌ぐ超ハイアベレージで、×福永もかなりの率です。天栄帰り自体は中15週を超えると率下がる傾向があるのですが、追い切りではそこそこ動けていそう。神戸新聞杯では日経賞ワンツーの二頭に競り勝っていますし、勝ち負けまで期待したいです。
3.アルアイン 池江厩舎×北村友 評価C
ノーザンFしがらき帰厩2戦目、中2週
しがらき帰り2戦目は5戦して皐月賞勝ち、マイルCS3着がある一方、馬券外3回と取りこぼしも多いです。池江厩舎×北村友は連対率高いものの勝ちきれず、馬自身もその傾向です。相手も強いですし、ここは少し割り引きたいです。
4.エポカドーロ 藤原英厩舎×戸崎 評価D
吉澤S-WEST帰厩初戦、中4週
中4〜5週での吉澤SW帰りはスプリングS、ダービーの2着時があり、力は出してきそうです。だたし藤原英厩舎×吉澤SWは初戦から強く、大幅な上積みはどうかと思います。×戸崎はデムルメ川田に並ぶ勝負騎手で、馬の主戦。前走が案外で、上位とは力の差を感じてしまいました。展開待ちの側面が強く、あまり積極的にはなれません。
5.ムイトオブリガード 角田厩舎×横山典 評価D
ノーザンFしがらき帰厩2戦目、中2週
最近のしがらき帰り2戦目は町田特別勝ち、ア共和国杯2着があります。×横山典はサンプル少ないですが勝利歴あるコンビですし、継続騎乗なので気にはなりません。ただ前走の走りを見る限り、さすがにこのメンバーではもう一段の地力強化が必要そうです。
6.キセキ 角居厩舎×川田 評価C
吉澤S-WEST帰厩初戦、中13週
勝ち切れないことの多い馬ですが、吉澤SW帰りでは新馬戦以外勝ち星がなく、昨秋の活躍も在厩でした。角居厩舎×吉澤SWは複率はハイアベレージですが、勝率では大きくしがらきに劣ります。角居×川田は複率50%のハイアベレージですが、今回は調整過程に一抹の不安が残ります。
7.ブラストワンピース 大竹厩舎×池添 評価A
ノーザンF天栄帰厩初戦、中13週
ここまで全戦、天栄調整の馬で7戦5勝。今回は新潟記念と同じ中13週で、力は発揮してくると判断できます。大竹厩舎×天栄はハイアベレージですが、複率に対して勝率がやや高め。狙うなら頭からが良い傾向があります。×池添も厩舎内では最上位の安定感があります。阪神内回り二千も問題なさそう。有馬以来でも大崩れはなさそうです。
8.サングレーザー 浅見厩舎×ミナリク 評価B
山元トレセン帰厩初戦、中15週
山元帰りはマイラーズC(中16週)勝ち以来です。浅見厩舎×山元はこの馬で1勝2着1回の実績があるのみですが、少なくとも当馬で結果が出ています。能力は発揮してきそうですが、×ミナリクはサンプル少なく未知数ですが、阪神経験がないところが若干不安。それでもここ2年近くは前走の香港を除けば負けても0.2差以内と堅実です。どんな条件でも走れるのが強みで、ミナリク騎手最終日のG1制覇もあり得ます。
9.エアウィンザー 角居厩舎×浜中 評価A
山元トレセン帰厩2戦目、中2週
初戦、在厩とも結果を出してきましたが、昨秋に在厩で昇級しながら着差を広げてきたことを考慮するとこの2戦目はプラスにとらえたいです。×浜中は水準程度でミルコ、武豊には劣りますが勝利歴あるコンビ。また、このコースは得意としている騎手でもあります。馬自身も同コース圧勝歴があり、コース適性の高さは証明済み。前走は中途半端に渋った馬場も影響した感があります。突き抜けても驚けません。
10.ステイフーリッシュ 矢作厩舎×藤岡康 評価D
グリーンウッド帰厩初戦、中6週
GW帰りは共同通信杯の大敗はありますが、残りの5戦は2,2,1,0と堅実です。特にチャレンジカップ以降安定しています。藤岡佑→藤岡康への乗替が不安視されていますが、矢作厩舎との相性だけでいうと率は変わらないかむしろやや上です。ただ、チャレンジカップの内容を見るとさすがに見劣り感は否めません。
11.ペルシアンナイト 池江厩舎×Mデムーロ 評価S
山元トレセン帰厩2戦目、中2週
馬自身は外厩帰り2戦目で大幅にパフォーマンスを上げます。池江×山元トレセンはサンプル少ないですが初戦は好成績がありませんので、叩いてから。×ミルコは乗鞍も多く、その中で超ハイアベレージの勝負騎手です。ドバイに行ってないのか行けなかったのかわかりませんが、ここは間違いなく気合の入った一戦。昨年2着でレース適性も証明済みです。勝負に来ているでしょう。
12.ステルヴィオ 木村厩舎×丸山 評価C
ノーザンF天栄帰厩初戦、中4週
皐月賞時以外は天栄帰りです。条件整わなかったダービー以外は全て3着以内と堅実に走っています。マイルCSは中5週でパフォーマンスを上げており、ここも前走より走れておかしくないですが木村厩舎×丸山騎手は微妙です。勝率が非常に低く、3着率が非常に高い傾向があります。頭からは狙いにくく、相手関係からも評価を下げざるをえません。
13.スティッフェリオ 音無厩舎×田辺 評価D
グリーンウッド帰厩2戦目、中5週
帰厩初戦から好結果を出している馬ですが、2戦目も継続して好走できます。音無厩舎×GWはやや叩きの傾向で、状態面の不安はありません。ただし×田辺は結果が出ていません。重賞連勝で地力強化は間違いないですが、当時コンビだった丸山騎手が別馬に乗るのも微妙。割り引いて考えたいです。
14.ダンビュライト 音無厩舎×松若 評価D
ノーザンFしがらき帰厩初戦、中6週
こまめにしがらきに出ていますが、重賞制覇時は2戦とも在厩でした。コンスタントに使われていることからも短間隔で調子を上げやすいのが見て取れます。音無厩舎×松若は厩舎の主戦ですが率は並。前走G2勝ちとはいえここではやはり見劣ります。
総評 – ここ狙いの馬と次走見据えた馬の見極めがカギか
各馬の評価をまとめると以下のようになります。
●評価S(馬券内濃厚)●
ペルシアンナイト
●評価A(軸候補)●
ブラストワンピース、ワグネリアン、エアウィンザー
●評価Z(激走注意)●
該当馬なし
●評価B(おさえ必須)●
サングレーザー
●評価C(ヒモ候補)●
キセキ、ステルヴィオ、アルアイン、マカヒキ
●評価D(厳しいか)●
エポカドーロ、ダンビュライト、ステイフーリッシュ、スティッフェリオ、ムイトオブリガード
●評価E(かなり厳しい)●
該当馬なし
さすがにG1馬が8頭いるだけあって目移りしますね。ペルシアンナイトやエアウィンザーはここ目標の気配が強く、注目に値します。ブラストワンピース、ワグネリアンは4歳世代のトップを張る2頭が天栄調整。評価を下げられませんでした。この4頭にサングレーザーまでが争覇圏と考えていますが、評価Cの馬も4頭ともがG1馬。馬券は当日までにしっかり吟味したいです。
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