金鯱賞2019全頭診断|ダノンプレミアムは復権できるのか?!
いざ、大阪杯へ!G1馬が大量出走、スーパーG2との呼び声が高い今年の金鯱賞。弥生賞までマイル〜2000mで圧巻のパフォーマンスを示していたダノンプレミアムがダービー以来、ここで復帰するのも注目ですね。G1馬はその他にもアルアイン、リスグラシュー、ペルシアンナイト、モズカッチャン…そこに力をつけてきたエアウィンザー、タニノフランケルなどが加わり、すごく楽しみな一戦です!
それではいつも通り、外厩×厩舎×騎手目線をスパイスに加えて評価していきたいと思います。
評価は6段階+激走注意Zとなります。
●評価S(馬券内濃厚)●
●評価A(軸候補)●
●評価Z(激走注意)●
●評価B(おさえ必須)●
●評価C(ヒモ候補)●
●評価D(厳しいか)●
●評価E(かなり厳しい)●
先週重賞の評価S=チューリップ賞ダノンファンタジー(1番人気)がV!←人気すぎ自慢できない
先週重賞の評価Z=オーシャンSダイメイフジ(7番人気)が3着!←本命にして馬券GET
先々週重賞の評価S=中山記念ウインブライト(5番人気)がV!
先々週重賞の評価Z=阪急杯スマートオーディン(11番人気)がV!(やたらと強調)
評価Sと評価Zが注目です♪
1.ダノンプレミアム 中内田厩舎×川田 評価C
信楽牧場帰厩初戦、中40週
中内田×川田は超ハイアベレージ。×信楽牧場帰りは他厩舎と比べれば水準以上ですが、ここの厩舎のアベレージから考えるとあまり強調できません。帰厩が12月でかなり早く、厩舎でじっくり調整。陣営&馬の能力は高いと思いますが、さすがに中40週。順調さを欠いた初戦だけに手探り感が強く、あまり積極的にはなれません。
2.ショウナンバッハ 上原厩舎×幸 評価D
KSトレセン帰厩2戦目、連闘
連闘は初ですが、KSトレセンから帰って中1〜3週と間隔を詰めて結果もそれなりに出ています。中日新聞杯当時は2戦目の中2週。大きく変り身を見せていて警戒感もありますが、そこまで顕著な傾向は見られません。同舞台の中日新聞杯に3年出走し、16年が11着も0.3差、17年0.3差4着、昨年がタイム差なし2着ならこの中京のこの条件は合っているといえそう。上原×幸はサンプル少ないですが厩舎全体の率が低い割には勝鞍もあります。ただ、さすがにここは相手が揃いすぎていて、上位に来れるほどの強調材料があるわけではありません。
3.サトノワルキューレ 角居厩舎×四位 評価D
吉澤ステーブルWEST帰厩初戦、中24週
梅花賞〜フローラステークスの連勝は在厩でのもので、オークスまで駆け抜けて秋に帰厩初戦を凡走。この中24週は割り引きたいところです。角居×吉澤SWも勝率低めで、叩きの傾向。四位との相性も微妙な感じで、がんばって掲示板でしょう。
4.スズカデヴィアス 橋田厩舎×藤岡康 評価E
遠野馬の里帰厩初戦、中21週
帰厩初戦は新潟大賞典勝ち(中10週)など好走もありますが、一昨年の金鯱賞3着時は5戦目。中20週以上は好走歴なく、ここは割り引きでいいでしょう。遠野馬の里は橋田厩舎お抱えの外厩。状況によっては狙えるだけの率はありますが、今回は強調材料になりません。橋田×藤岡康太も並以下で、今回は厳しいです。
5.タニノフランケル 角居厩舎×吉田隼 評価C
吉澤ステーブルWEST帰厩3戦目、中2週
在厩で調子をあげる傾向にありますが、間隔詰めての中2週は3回とも馬券外に沈んでいます。格上挑戦も含まれるので額面通りに評価を下げるのは危険ですが、それでも気になる臨戦過程ではあります。角居×吉田隼は複勝率は水準。勝率まで見ると強調材料に乏しく、前走はS評価で複勝をガッツリいただきましたが、今回は割り引きます。
6.ペルシアンナイト 池江厩舎×Mデムーロ 評価C
山元トレセン帰厩初戦、中12週
帰厩2戦目でパフォーマンスを急上昇させる典型の馬。中10週以上の外厩帰りでは全て凡走→次走でG1を(1,2,0,0)ですから、その調整過程がよっぽど合ってるんでしょう。池江厩舎にとってミルコは勝負騎手ですが、同じコンビでそのパターンを作っています。ここは自然と評価が下がります。
7.ギベオン 藤原英厩舎×丸山 評価C
グリーンウッド帰厩初戦、中12週
前走、グリーンウッド帰厩初戦を中日新聞杯勝ち(中11週)と似たパターンで、警戒が必要です。藤原英×GWは率が高く、中山牝馬ステークスの3着馬アッフィラートと同じパターン。藤原英×丸山騎手は実績がなく強調材料にはなりませんが、アッフィラートの武藤騎手もそうでした。今週の藤原厩舎は若手&中堅騎手の発掘週間ですかね。笑
週中の評価は微妙でしたが、おさえには入れておきたいです。
8.エアウィンザー 角居厩舎×武豊 評価S
山元トレセン帰厩初戦、中13週
過去、山元トレセン帰りは(2,2,1,0)で全成績が(7,5,1,1)ですからそこまで強調することではありませんが、力は発揮できると見ていいでしょう。角居×山元トレセン初戦は勝率はしがらき、グリーンウッドに譲りますが、複率では最高レベルとなります。角居×武豊はミルコに次ぐ好相性。前走を見ても本格化といった感じで、ここも凡走はないと思います。
9.ムイトオブリガード 角田厩舎×横山典 評価Z
ノーザンファームしがらき帰厩初戦、中7週
しがらき帰りでは未勝利、500万、青嵐賞、六社ステークスを勝っていて、よく走ります。角田×しがらき帰りは厩舎全体成績を上回りますし、角田×ノリさんはサンプル少ないですが1600万勝ったコンビなので少なくとも割り引きにはなりません。距離短縮になりますが左回りの良績もあり、このメンバーでも好勝負する期待はあります。
10.アルアイン 池江厩舎×北村友 評価A
ノーザンファームしがらき帰厩初戦、中15週
中15〜20週のしがらき帰りはいつものシーズン初戦と同様で、ここまで3戦して全て2着と好走。しらがき帰り全体で見ると(3,3,1,1)で、唯一の馬券外が昨年の天皇賞(秋)の4着。実に堅実です。3勝が若馬の頃なので、ここ最近は勝ちきれない競馬が続いています。奇しくも池江×北村友も同様の傾向で、2着が多い。ただ今回は初ブリンカーというのが気になります。G1前に試してみる側面が強いと思いますが、能力の高さは間違いないだけに効果が出れば勝ち切るところまで考えておく必要があります。
11.リスグラシュー 矢作厩舎×シュタルケ 評価B
ノーザンファームしがらき帰厩初戦、中12週
こまめにしがらきに出されていて、しがらき帰りは(3,4,3,2)。中10週以上でも馬券を外していませんから、状態面には問題なさそうと見ていいでしょう。矢作×シュタルケは実績がないのですが、騎手成績からみてもモレイラよりだいぶ落ちるのは間違いなく、エリザベス女王杯のようなパフォーマンスを望むのは酷かと思います。それでも堅実さは疑いようがなく、外す要素も特にありません。
12.モズカッチャン 鮫島厩舎×和田 評価B
アカデミー牧場帰厩初戦、中10週
この馬自身帰厩初戦は叩きの傾向ですが、昨年0.2差4着となった京都記念と似た臨戦過程です。鮫島×アカデミー牧場は水準の率を保っていて、狙えるパターンもあります。鮫島×和田には比較的安定感があり、ミルコには劣りますが手が戻るのを気にするほどではありません。馬券には入れておきたい一頭です。
13.メートルダール 戸田厩舎×福永 評価D
ノーザンファーム天栄帰厩初戦、中6週
かなりの頻度で天栄に出されていますが、顕著な傾向は見られません。戸田×天栄は水準のやや上といった感じ。この馬自身、福永騎手とのコンビは好走がいくつもありますが、厩舎との相性は並より下。外国人騎手に好成績が偏っています。ここでは厳しい感じです。
総評|G1馬多数出走も下剋上に期待できそうな雰囲気
●評価S(馬券内濃厚)●
エアウィンザー
●評価A(軸候補)●
アルアイン
●評価Z(激走注意)●
ムイトオブリガード
●評価B(おさえ必須)●
モズカッチャン、リスグラシュー
●評価C(ヒモ候補)●
ダノンプレミアム、タニノフランケル、ペルシアンナイト、ギベオン
●評価D(厳しいか)●
ショウナンバッハ、サトノワルキューレ、メートルダール
●評価E(かなり厳しい)●
スズカデヴィアス
G1馬たちはどれも勝ち味に遅かったり、帰厩初戦がイマイチなど不安材料があります。初ブリンカーのアルアインには注目ですが、信頼感ならここはエアウィンザーの順調度。プラス材料多いムイトオブリガードも狙ってみたい一頭です。
タイトルにしたダノンプレミアムは今回は少し割り引き。もし勝ったら怪物候補です。
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