CBC賞2019全頭外厩診断 – 3歳馬vs上がり馬vs実績馬!夏の中京重賞開幕戦を制するのは??
先週の宝塚記念で上半期G1も一段落。今週からは中京と福島が開幕します!夏競馬も本番に入るところですが、中京の重賞開幕戦は1200mのCBC賞です。同舞台で行われたG1高松宮記念組と上がり馬、さらには3歳馬も交えて熱い戦いとなりそうですね。
それではいつも通り、外厩×厩舎×騎手目線をスパイスに加えて評価していきたいと思います。
評価は6段階+激走注意Zとなります。
●評価S(馬券内濃厚)●
●評価A(軸候補)●
●評価Z(激走注意)●
●評価B(おさえ必須)●
●評価C(ヒモ候補)●
●評価D(厳しいか)●
●評価E(かなり厳しい)●
1.グランドボヌール 鈴木孝厩舎×城戸 評価B
辰美牧場帰厩初戦、中4週
3戦連続で辰美牧場調整。中京コースは3戦3勝で、そのうち2戦が辰美牧場帰りです。鈴木孝厩舎×辰美牧場は水準以下の率ですがこの馬では結果出ています。×城戸は勝率水準も複率は低く勝つか負けるかの傾向。この馬とのコンビでの2勝が効いています。前走大敗ですが、大敗後の中京変わりで一変もあり、コース適性で押さえておきたいです。
2.ショウナンアンセム 田中剛厩舎×藤岡康 評価B
KSトレセン帰厩初戦、中13週
田中剛厩舎×KSトレセンは初戦狙い目で、複率水準を超えてきます。×藤岡康はサンプル少なめですが前走G1で3着と結果を出しました。千二は底見せておらず、前走の好走をフロック視はできません。前走を物差しにすると56キロも有利といえます。ただし馬自身の傾向を見ると、外厩帰りより叩いて上昇する傾向もあります。押さえてはおきたいですが、本命視も難しいです。
3.セイウンコウセイ 上原厩舎×幸 評価A
西山牧場阿見分場帰厩初戦、中13週
上原厩舎×西山阿見は若干初戦傾向ですが、率自体は水準以下です。ただしこの馬自身は2年前にG1勝ち、前走G1二着含め、初戦でよく走るので、今回一旦外厩に出たのは良さそうです。×幸は勝率水準ですがこの馬とのコンビで結果出していて、手が合うと言えます。中京千二はベスト舞台。トップハンデですが有力視したいです。
4.アレスバローズ 角田厩舎×川田 評価C
グリーンウッド帰厩初戦、中13週
昨年のこのレース制覇含め、毎回GW調整です。角田厩舎×GWは初戦在厩遜色ありませんが、率自体は水準以下。×川田は水準以上で、この馬と昨年このレースを制覇しているので問題ないでしょう。戦って来た相手を考えれば上位評価したいですが、昨年より斤量が3.5キロ増。連覇は簡単ではないと思います。
5.ラインスピリット 松永昌厩舎×森 評価E
信楽牧場帰厩初戦、中13週
在厩で調子上げるタイプで、帰厩初戦は安定感に欠けます。松永昌厩舎×信楽牧場は初戦在厩遜色ありませんが低めの率。×森は馬の主戦ですが率水準以下。特に近走はこのコンビでも結果出ていません。なんらかの復調気配を見せれば良いのですが、今回ではなさそうです。
6.コパノディール 武藤厩舎×松若 評価Z
TomorrowFarm帰厩初戦、中5週
武藤厩舎×TFはサンプル少なく、この馬での成績が直結しています。昨秋以降こまめにTFに出ていますが、5走前の中京勝利がTF帰りは好感です。×松若はサンプルないですが中京は比較的得意としており、木幡育の率が低いことからも乗替はプラスに捉えたいです。49キロと中京実績からもプラス材料は十分で、大駆けに注意したいです。
7.ビップライブリー 清水久厩舎×和田 評価C
ノーザンFしがらき帰厩初戦、中11週
こまめにしがらきに出ていて、前走に引き続いてのしがらき調整となります。清水久厩舎×しがらきは初戦が狙い目でハイアベレージ。×和田は率水準以下となりますが、以前は当馬とコンビを組んで良績を残しているのでフラット評価とします。中京コースも悪くありませんが斤量比較から56キロはあまり有利とは言えなさそう。取捨微妙なところです。
8.キョウワゼノビア 角田厩舎×中井 評価C
グリーンウッド帰厩2戦目、連闘
2戦目の短間隔はこれまで何度か走っていますが、それなりにパフォーマンスを上げてきます。角田厩舎×GWは勝率では初戦にアドバンテージがありますが、安定感を現す複率ではやはり叩き傾向が見て取れます。×中井はサンプル少ないですがこの馬とコンビで良績残しています。相手が強化されるので馬券内まで上昇できるかは微妙なところですが、余裕があれば…といったところです。
9.レッドアンシェル 庄野厩舎×福永 評価A
ノーザンFしがらき帰厩初戦、中9週
前走に引き続きしがらき調整です。3歳秋は在厩で結果出していましたが、ここ最近は帰厩初戦も安定してきました。庄野厩舎×しがらきは水準の率。×福永はハイアベレージで前走勝ちコンビとなり好感です。距離短縮して結果出してきましたが、特に関西圏に良績が集中しています。輸送が苦手と考えられ初参戦の中京がどうかですが、栗東から中京は阪神まで運ぶのとあまり変わらないので問題ないと見たいです。準OP勝ち直後でG1三着馬と同斤量は有利とは言えませんが、前走は初の千二で完勝でした。有力視しておきたいです。
10.ラベンダーヴァレイ 藤原英厩舎×岩田望 評価D
ノーザンFしがらき帰厩2戦目、中1週
馬自身は初戦、在厩遜色なく走ります。藤原英厩舎×しがらきは初戦が狙い目。在厩では水準以上の率です。×岩田望はこの馬と良績もありますが率自体は水準以下。まだ準オープンの牝馬で51キロと軽ハンデは魅力ですがプラス材料には乏しいです。
11.メイショウケイメイ 南井厩舎×秋山 評価D
アップヒル帰厩初戦、中4週
前走に引き続きアップヒル帰りです。新馬戦を除けば2勝は在厩で、初戦はあまり好感は持てません。南井厩舎×アップヒルも安定感では在厩に軍配。×秋山は強調点なく、古川からの乗替はプラスとは言えません。軽量の3歳牝馬ですがここは見送りたいです。
12.タマモブリリアン 南井厩舎×西村淳 評価D
アップヒル帰厩2戦目、中5週
南井厩舎×アップヒルは安定感で在厩に軍配が上がり、この馬自身在厩で調子上げます。2戦目はプラスに捉えたいですが、それでも率自体は水準以下です。×西村淳は勝率水準。2戦目の今年は好調ですが、厩舎内ではやはり安定感に欠けます。テン乗りでもあり、函館SS除外の影響も考慮して様子を見たいです。
13.アウィルアウェイ 高野厩舎×浜中 評価B
ノーザンFしがらき帰厩初戦、中4週
毎回しがらきです。高野厩舎×しがらきは複率水準以上で勝率ハイアベレージ。×浜中は芝で勝ちきれませんが、複率なら水準です。世代限定とはいえ重賞戦線で活躍してきた上での斤量恩恵は大きく、左回りのこの条件も良さそう。試金石の一戦にはなりますが上位争いしてきておかしくありません。
総評 – ハンデ戦だけに混戦!最重量馬と最軽量馬に注目!
各馬の評価をまとめると以下のようになります。
●評価S(馬券内濃厚)●
該当馬なし
●評価A(軸候補)●
セイウンコウセイ、レッドアンシェル
●評価Z(激走注意)●
コパノディール
●評価B(おさえ必須)●
グランドボヌール、ショウナンアンセム、アウィルアウェイ
●評価C(ヒモ候補)●
アレスバローズ、ビップライブリー、キョウワゼノビア
●評価D(厳しいか)●
ラベンダーヴァレイ、メイショウケイメイ、タマモブリリアン
●評価E(かなり厳しい)●
ラインスピリット
中京はコース適性を問われるコースだけに、実績下位の馬でも適性が高く調子を上げてきそうな馬には注意が必要です。G1馬であるセイウンコウセイはこのコース得意としており、トップハンデでも侮ることはできません。面白いのがコパノディールで、格下かつ最軽量ハンデになりますが、同コース勝利の5走前と似たローテで来ているのが魅力的。地力的には一枚下感は否めませんが、おさえておいて損はなさそうです。
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